立山連邦 雄山登頂しました
こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日の前橋は、朝方から風の音で目が覚めるほどでした。まるで週末に行った秘湯「みくりが池温泉(山小屋)」と変わらない野生っぷりです。(笑) そう、今週はキリマンジャロ以来、11カ月ぶりの登山に行ってきました。朝5時に車で出発→扇沢駅から電気バスで黒部ダムへ→黒部ダムからケーブルカーで黒部平まで→今度はロープウェイで大観峰へ→ここから11月30日で終了する日本最後のトロリーバス(来年からは電気バスになるそうです)で山小屋のある室堂まで。着いた頃にはちょうどお昼くらいとなりました。天気予報では雨でしたが、着いたら晴れ間も出てきたので、まずは周辺を散策しました。 この日のみくりが池は青が鮮やかで美しく、風もなかったので鏡のようでした。満月だったようで、目覚めたら朝方の月がぼんやり残っていました。翌日も予報より天候に恵まれたのでみんなで相談し、3003mの立山雄山アタックすることにしました。天候急変に備えて上下真冬のウエア着用、雨雪対策にテムレス(ワークマンのヒット商品の防水手袋)、チェーンスパイク(靴にはめる滑り防止チェーン)持参でいざ出発。 朝の池にはまだ氷が張っていて、モノトーンの世界。音もなく静まり返る朝、とても素敵。ゆっくり、高度順応させながら登っていきます。お天気は持ちそう、というか暑いくらい。途中でネックウォーマーや上着をリュックに入れて体温調節しました。 低木がだんだんなくなり岩場になり、最後は凍った雪と石と土の道を進んでいくと、やっと三角点につきました。でも、ここからが怖かった! 鎖も何もない凍った石段を、お賽銭を握りしめ数十メートル登って山頂の神社へ。頂上の眺めは素晴らしいけれど、怖くて真ん中にしか居られない。(笑)ビビりながらの参拝。この日の安全だけを祈りました。下りは滑るので、チェーンスパイクを装着して、神様のおかげで安全に下山できました。 今回の山練は、お天気にも恵まれて「これで雷鳥さんに会えたら、ほんとに言うことないよね」なんておしゃべりしながら駅に向かっていると、なにやらカメラを構えている人達がいるではありませんか。いました!真っ白の冬の羽に生え変わった雷鳥さん。ぜんぜん逃げずに何かをついばんだり、トコトコ歩いたりしています。寒いところで暮らしているからなのか脚の部分にびっしり毛が覆っていて可愛らしかったです。 今年もあっという間にあと40日余りとなりました。はやいものです。皆様も、せわしない年末を前に、お体に気を付けてお過ごしくださいませ。
もっと読む